デフォルメした日本列島の形を、日本テレビ系列基幹4社のシンボルカラーで彩ったのが「読売中京FSホールディングス」(FYCS=フィックスHD)のロゴマークです。連携と交流、右肩上がりの発展、そしてキー局と各ブロック内の結束という意味が込められています。FYCSの目的と意義を端的に表したデザインです。
FYCSは構成4社のパワーアップはもちろん、日本テレビと一体となって系列ネットワークの強靭化を目指します。FYCSの新たな力は、4社の協力と切磋琢磨によって生まれます。エリアを超えたコンテンツ展開、規模拡大によるコスト効果の追求等、これまで実現が難しかった事案にも果敢に取り組んでいきます。
具体的に何をどう進めるのか。すでに4社を横断した様々なプロジェクトが進行中です。①「編成制作PJ」。例えば、FBSは福岡県内の番組展開に留まらず、FYCSとして九州ブロック用の企画、西日本ネットの情報番組企画、そして企画次第では全国GP帯の番組や海外展開コンテンツが生まれるかもしれません。セールスは②「営業PJ」が研究と調整を進めます。③「技術・DX PJ」は、放送設備や機器の共同保有や使用を日テレと共に検討・実行することでコスト効率を推進します。IP化も大きなテーマです。一方、④「人事・総務・経理PJ」は、専門人材の確保、共同採用や研修・交流を通じて人材育成。将来を見据えて各種事業を支える資金運用スキームやバックオフィスの統合等についても研究します。⑤「事業PJ」は、従来のイベントの戦略展開のほか新規事業へのチャレンジを企図します。
改めてFYCSの役割は、新しい発想と新しい取り組みによって、従来眼中になかった目標や成果を実現することです。同時に、社会課題やニーズへの的確で適切な対応、人権をはじめとするSDGsの視点も重要な指針となります。
大事なのは協力体制。これら目的に向かってコミュニケーションを最大化します。成果が出るまでに時間を要するものもありますが、失敗を恐れず、大胆かつ細心に取り組んでまいります。そして、すべてのステークホルダーの皆さまから『FYCSがあってよかった』と評価される存在を目指します。
このようなFYCSに、皆さまのご理解とご協力、ご支援を宜しくお願い申し上げます。