読売中京FSホールディングス

トップメッセージ

代表取締役会長 丸山 公夫

代表取締役会長 丸山 公夫

読売中京FSホールディングス(FYCS)は、読売テレビ、中京テレビ、福岡放送、札幌テレビを100%の子会社とした認定放送持株会社です。これまでのものとは異なり、基幹局同士が並列の立場で経営統合した新しい取り組みです。略称は4社の頭文字を西から並べてFYCS(フィックス)HDです。

4社は開局から半世紀以上、順調に発展をとげてこれまで地域でトップレベルの評価を受けてきました。しかし、現在では人口の減少と東京への一極集中、メディアの多様化などにより厳しい局面を迎えています。今回の経営統合により、4社がこれまで培ってきた力を結集し、新たな挑戦をする体制ができました。

先づ、4社の制作力を活かし、地上波と配信で魅力あるコンテンツの創造を目指します。放送もローカルからネットワークへさらには海外展開も視野に入れています。地上波コンテンツの充実はタイムテーブルの強化にも繋がり、それによりネットワークの強靭化を目指します。 また、これまで4社はそれぞれが地域に密着した番組作りやイベントを実施してきました。これからは4社の協力による新たな情報発信も加えて、地域経済の発展と文化の充実にも貢献します。SDGsへの取り組みでも、さらに大きな成果が期待されます。 そして、営業マーケティング、技術の分野でも連携を深めて、効率化と新しいサービスの提供を行います。

解決すべき課題は多く難しいものばかりですが、私たちの活動がメディア業界の変革の指標となるべく、スピード感を持って邁進していきます。 どうかFYCSの挑戦にご支援をいただきますようお願い申し上げます。

代表取締役会長 丸山 公夫

代表取締役社長 石澤 顕

代表取締役社長 石澤 顕

デフォルメした日本列島の形を、日本テレビ系列基幹4社のシンボルカラーで彩ったのが「読売中京FSホールディングス」(FYCS=フィックスHD)のロゴマークです。連携と交流、右肩上がりの発展、そしてキー局と各ブロック内の結束という意味が込められています。FYCSの目的と意義を端的に表したデザインです。

FYCSは構成4社のパワーアップはもちろん、日本テレビと一体となって系列ネットワークの強靭化を目指します。FYCSの新たな力は、4社の協力と切磋琢磨によって生まれます。エリアを超えたコンテンツ展開、規模拡大によるコスト効果の追求等、これまで実現が難しかった事案にも果敢に取り組んでいきます。

具体的に何をどう進めるのか。すでに4社を横断した様々なプロジェクトが進行中です。①「編成制作PJ」。例えば、FBSは福岡県内の番組展開に留まらず、FYCSとして九州ブロック用の企画、西日本ネットの情報番組企画、そして企画次第では全国GP帯の番組や海外展開コンテンツが生まれるかもしれません。セールスは②「営業PJ」が研究と調整を進めます。③「技術・DX PJ」は、放送設備や機器の共同保有や使用を日テレと共に検討・実行することでコスト効率を推進します。IP化も大きなテーマです。一方、④「人事・総務・経理PJ」は、専門人材の確保、共同採用や研修・交流を通じて人材育成。将来を見据えて各種事業を支える資金運用スキームやバックオフィスの統合等についても研究します。⑤「事業PJ」は、従来のイベントの戦略展開のほか新規事業へのチャレンジを企図します。

改めてFYCSの役割は、新しい発想と新しい取り組みによって、従来眼中になかった目標や成果を実現することです。同時に、社会課題やニーズへの的確で適切な対応、人権をはじめとするSDGsの視点も重要な指針となります。

大事なのは協力体制。これら目的に向かってコミュニケーションを最大化します。成果が出るまでに時間を要するものもありますが、失敗を恐れず、大胆かつ細心に取り組んでまいります。そして、すべてのステークホルダーの皆さまから『FYCSがあってよかった』と評価される存在を目指します。

このようなFYCSに、皆さまのご理解とご協力、ご支援を宜しくお願い申し上げます。

代表取締役社長 石澤 顕